ふたりぼっち
遠距離恋愛をしている彼とのこれまでの歩みを書いています。
3.冷淡

アドレスをちゃんと交換できたので私たちはメールを始めた。

最初の方は何を送ったかはほとんど覚えていない。
しかし私たちはかなり内容の濃い会話をしていた。
私の携帯を握り締める右手は汗でびしょびしょになっていた。

私:【彰宏ってめっちゃ魅力あるわぁ☆】
彼:【みなみちゃんの方が魅力あるで。ってか好き】
私:【好きぃ?】
彼:【好き。】

文字に表すとこれだけの短文。
しかし私はかなりドキドキしていた。
彼に惚れきっていたから嬉しかった。
ただのメールでも好きな気持ちが伝わってきた。
こんなにストレートに「好き」と伝えられたのは初めてだった。
彼の純粋さがここでも伝わってきた。


数日後。
何度かメールをしたものの彰宏はあまり返してくれなかった。
元々携帯が嫌いな人なのかな?なんて思いながらも、私はなかなか返信のない彼に振り回されていた。

そんなある日。
春とは言えどまだまだ寒い。
私はストーブに当たりながら緊張を抑え彰宏にメールを送った。
予想外にもその日はすぐに返事があった。

私:【会いたい】
彼:【俺も会いたい】
私:【明日会えない?】
彼:【ごめん。奈良で試合だから無理。】
私:【他の日は?】
彼:【部活忙しいからなぁ。】
私:【そっかぁ】

「明日」と言うのは、その日は公立高校の入試の日。
彰宏も私も公立高校。
少なくとも大阪と兵庫の公立高校は休校になるのだ。
しかし部活ならしょうがない。
諦めた。


その会話は終り写メを交換した。
彰宏はは友達と楽しそうに撮ったプリクラを送ってきた。
少し嫉妬しため息をついた。
私はどうしても彼の写メが見たかった。
でも自分に自信がないからと断られてしまった。
嫉妬のせいもあって少し胸がチクリと痛んだ。
もしかしたら彰宏に嫌われてるかもしれないと思ってしまったから。


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