ふたりぼっち
遠距離恋愛をしている彼とのこれまでの歩みを書いています。
2.すれ違い

私は携帯のアドレスを送ってパソコンを切った。
当時の私のアドレスは文字に表すと見ずらくちゃんと彰宏に伝わったかどうか少し心配をしていた。

柄にもなく、わくわくしながらメールを待っていた。
ベットに横になりこの久しぶりのドキドキ感を味わっていた。
まるで純粋な恋心を持っている乙女のようだった。

しかし、いくら待っても来ない。
私は何度も携帯を開き「新着メールの問い合わせ」ボタンを押した。
それでも携帯のディスプレイに表示されるのは「新着メールなし」の文字。
全身が寂しさに襲われた。

結局いくら待ってもその日はメールは来なかった。
楽しみに待っていたからショックだった。
もしかしたらまた裏切られたのかもしれない。
そんな想いが私の中でいっぱいになっていった。
ネットでの出会いは裏切れても何も言えない。
信じた方の負け。
また冷めた考えをしてしまった。

そして翌日高校入試に推薦で合格した後輩と遊びながらずっと携帯を気にしていた。
しかし、ディスプレイには「新着メールなし」の文字。
分かってはいるもののその文字を見るたびに落胆した。

気だるさが犯す身体を無理矢理引きずるように家路に着く。
そしてパソコンの起動ボタンを押す。
自動的にメッセンジャーは起動する。
私は驚いた。
パソコンの画面に表示されていたもの。
「彰宏」の状態が「ログイン」になっていたのだ。

私はすぐにメッセージを打ち込んだ。

【なんでメール送って来んかったん?】

緊張しながら彰宏からの返事を待った。

【アドレス間違えてたで?】

私は呆気にとられた。
やはり私の予想通り彼にはアドレスはうまく伝わっていなかったのだ。

結局私たちはアドレスをきっちり交換することができた。
そして私と彼との付き合いが改めて始まった。


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