ふたりぼっち
遠距離恋愛をしている彼とのこれまでの歩みを書いています。
11.おめでとう

翌朝私は友達と遊ぶ約束をしていた。
シャワーを浴びてちょっとオシャレな服を着て、ちょうど家を出ようとしたところだった。

彼:【受かったよ】

宏弥からのメールだった。
昨日彼がかなり心配していたから嬉しかった。
おめでとうが言いたくて番号を聞いた。

私:【携帯番号教えて?】
彼:【080-****-****】

番号だけ返ってきた。
発信ボタンを押すのにかなり緊張した。
前にも書いたように私は電話が苦手だったのだ。
嫌われたりしないよね。なんて思いながら発信ボタンを押した。

しかし…なかなか出ない。
私の耳にはずっと呼び出し音が響いていた。

『もしもし!』

ドキッ…

急に出るからビックリした。
緊張のしすぎで背中にはビッショリ汗をかいていた。

「もしもし」

このドキドキ感がたまらない。
好きという証拠だった。

沈黙は続く。

この沈黙を破ったのは私だった。

「おめでとう!!」
『ありがとう!』
「良かったなぁ!」
『そうねん』

そしてまた沈黙。
私はなんとかしたかった。
緊張のせいか座っていたソファーにまで私の高熱と汗が伝わっていたのが分かった。

「わ…私用事あるから!またね!」
『バイバイ!』

終わった。
私はその場に立ち尽くした。
電話を切った寂しさと悔しさが襲ってきた。

私たちどうなるのかなぁ…


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